グーグルが提供しているサービスに投稿・掲載されている情報を削除したい場合。
グーグルといえば「検索サービス」(Google検索)ですが,それ以外にも「動画配信サービス」(YouTube)や「ブログサービス」(Blogger)など多様なサービスを提供しています。
こうしたサービスを利用して投稿・掲載された情報が,自分のプライバシーを侵害していたり,あるいは,名誉を毀損していたりする場合,どうしたらよいでしょうか?
もちろん,弁護士に依頼してグーグルを相手に裁判をするという方法もありますが,グーグルでは上記のような違法な情報について報告するためのフォームを設けており,そのフォームから削除を請求することができます。
ただ,フォームの場所が分かりにくかったりするので,今回,以下にグーグルの代表的なサービスについての報告フォームのURLを整理してみました。皆様のお役に立てば幸いです。
・総合窓口的なもの
「Google からコンテンツを削除する」
https://support.google.com/legal/troubleshooter/1114905?hl=ja
・YouTube
「YouTube からコンテンツを削除する」https://www.youtube.com/reportingtool/legal?visit_id=1-636220570114164146-3260345448&rd=1
※プライバシー侵害,名誉毀損など,生じている問題を選択すると問題に応じた個別フォームへと誘導されます。
・Blogger
「不適切なコンテンツの報告」
https://support.google.com/blogger/answer/76315?hl=ja&ref_topic=6321979
※こちらも,「私の同意なしに、私の個人情報や私に関する性的に露骨な写真や動画を投稿しているユーザーがいる」,「Blogger でのなりすまし」など,生じている問題に応じて個別フォームに誘導されます。
・Google+
※Google+の場合は,上記2つと異なり問題に応じた個別報告フォームを探す必要があり,少し面倒ですね。
「なりすましの報告」
https://support.google.com/plus/troubleshooter/1715140
「Google のサービスに未成年者の画像または動画が本人の同意なく掲載されている」
https://support.google.com/plus/troubleshooter/6080141?hl=ja
・Google フォト、Google+ フォト、Picasa ウェブアルバムに関する著作権侵害の報告
なお,グーグルに対して削除請求をした場合,その事実について公開される場合がありますので留意が必要です。
「Google からコンテンツを削除する」というページには,「Google が受領した法的な通知はすべてその写しが Lumen プロジェクト(lumendatabase.org (英語))に送付され、公開されたり注釈を付けられたりすることがありますのでご了承ください。なお、送信者の連絡先情報(電話番号、メール アドレス、住所など)は Lumen によって削除されますが、氏名・会社名・団体名などは公開されますので予めご了承ください(公開された通知の参考画像)。また、通知の原本を侵害者とされる相手、またはお送りいただいた申し立ての有効性が疑わしいと判断する理由がある場合は権利所有者に送付することもあります。また、お送りいただいた通知について同様の情報を Google の透明性レポートに公開する場合もあります。このレポートについて詳しくは、こちらをご覧ください。」と記載されています。